小学校3年以来、肩掛け式の鞄を使っている。
ど根性ガエルのひろしが使っているようなやつ。
ということは、ランドセルを背負ったのは2年だけか。
なんと親不孝なことか。親はさぞ悲しんだろう。
というよりも、よく新しい鞄を買ってくれたものだと思う。
多分、かなり駄々をこねて買ってもらったのだろう。
学校で、何人かが持っていたら、欲しくてたまらなくなった。
鞄だったり靴だったり服だったり。
お洒落と言えば聞こえがいいが、見栄っ張りだったのだろう。
人間の価値が何なのかなど、まだわかるべくもないが。
思えば、親が悲しむことを随分沢山やってきた。
それについては、非常に申し訳なく思う。
しかし、それを今、謝ったところで仕方が無い。
今更、許してもらおうとも思わないし。
今日はそういう話ではない。
鞄の話なのである。
そんなわけで、いまだに肩掛け式の鞄を使っている。
弁当箱や傘、筆箱、本、書類等が入って、それなりに重い。
鞄が壊れるところは、いつも決まっている。
肩紐の、フックの部分だ。
紐付きのフックか、鞄側の受け金具のどちらか。
これが、金属疲労を起こして破断するケースがほとんど。
金属疲労というのは、飛行機事故で脚光を浴びたのだったか。
針金を手で切るときなどに使うのがこの原理だ。
逆向2方向の繰り返し変形により、金属が脆くなる現象。
それが、鞄のこの部分でも起こっている。
弱点は明白なのだから、もっと頑丈にすればいいと思うのだが。
あるいは、わざと壊れるように仕組んであるのかもしれない。
とにかく、今回もそこが壊れてしまった。
しかし、それだけで鞄を買い換えるのはあまりにも勿体無い。
買ってから、まだ1年程度しか経っていないのだ。
とりあえず、応急処置で当座を凌ぐことにした。
鍵に付けるリング3つを使って片紐と金具本体を結ぶ。
最初、リング1個で試したら、すぐに変形してしまった。
フックの破断面はヤスリで磨いて、なめらかに仕上げる。
それだけの対応。よく見ると、ちょっとみすぼらしい。
上場企業の管理職なのだから、身なりにも気を配らねばと思う。
思うのだけど、勿体無いという気持ちも捨てがたい。
今回は、これで少し様子を見よう。
本当は、肩掛け紐のスペアもあるのだけど。
ただ、これが100円ショップのものだから、また安っぽい。
要するにケチということか。まぁ、そうなのかも。
月に使っている飲み代を考えると、わずかなお金なのだが。
いや、飲み代のために節約しているのか。
物を大切にするのは必要な、いいこと。
そういうことにしておこう。。


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