金曜日。始発電車で東京へ。
目的地である本社に行く前に、過去に担当した現場へ立ち寄る。
会社のホームページに載せる写真を撮影するため。
桜木町、産業道路と2現場まわって、昼前に本社に入る。
午後からは、業務提携先の某社との会議。
設計部門で、実務レベルの情報・意見交換および検討。
かなり具体的な話になり、午後の時間を目一杯使ってしまう。
会社は違っても、中身はそれほど変わらないな、という印象。
夜は、設計・営業合同の歓迎会。
主賓は、産休に入る事務の女性の、交代要員の派遣の女性。
大人しそうに見えた人が、実は豪胆な酒豪と知って驚く。
2次会へも来るというので来てもらった。
「三越前のスタンディングバーへ。。」
と言って連れて行った先は、いつもの立ち飲み屋。
話はいつしか男の子育てや家事、夫婦関係の話へ。
彼女いわく、「夫婦喧嘩は昔はしたが、今はもうしない」と。
「給料を全額入れてくれる同居人が居ると思うと有難い」
そう思うと、腹が立つことも無くなったのだとか。
ただ、そこには「愛情」というものは、存在しないらしい。
「子供のため」という気持ちは、かなり強いらしいが。
中3、小6の2人の子供を持つ、私より2つ年下の39歳。
まぁ、いろいろあったらしい。
ご主人は、大手ゼネコンで高層ビルの設計をしていると言う。
経済的には、十分恵まれている部類であることは間違いない。
それでも仕事をするのは自分のためなのだとか。
それはわかる。
人生を楽しもうと思えば、それなりに楽しむことはできるだろう。
しかし、夫婦が不仲で幸せだろうとは、なかなか言い難い。
夫婦仲断絶に至る、決定的・具体的要因までは聞かなかった。
これ以上語ると泣いてしまうらしい。
ただ、子育てや家事の協力体制にかなり不満があったようだ。
彼女の立場では、家にいるときは夫がやるのが当たり前らしい。
男の立場で言わせてもらえれば、不仲になるのはわかる気もする。
一般論的に言えば、男の仕事の厳しさが考慮されていない。
仕事では、世の中から消えてなくなりたいほどのストレスもある。
それが、外で遊んで帰ったのと、同じレベルで論じられている。
加えて、家庭内での精神面での苦痛もあるだろう。
それは、「してくれない」不満をぶつけ続けられる苦痛。
そればかりを思い、ぶつける相手なら、私でもシンドイ。
言い分は、間違いなく双方にあるはずなのである。
「○○してくれない」ばかり言っていても、改善は難しい。
○○したくなる気持ちになるよう、仕向ければいいのである。
それは、相手に対する思いやり、愛情、感謝の気持ち。
それが伝われば、大抵の人はそれに応えようとするだろう。
逆に、求めるばかりの相手からは逃げようとする。
それは当たり前のことだ。
ただ、そこは結局、本人の気持ちが一番。
「そこまでやろう」という気持ちになれるか、ということ。
そこからは、自分との戦いもある。
子供ためと言っても、自分の気持ちの限界は存在するのだ。
そういう自分も、厳しく見つめなければならない。
綺麗事ばかりではないのである。
そんな話をしている間に、終電が無くなり、12時半に解散。
なぜ酔っ払いは、終電が無くなってから我に返るのだろう。
ちなみに、今回は私はそこまで話してはいない。
人間関係が無い相手に、プライベートの質問は無理。
自分の考えを言っても、今回は批判的な内容になってしまう。
いきなり根本姿勢を否定することは、あまりにも厳しい。
私以外の人は平気らしく、聞いたり言ったりしていたが。
私にも、そういうおおらかさがあった方がいいのかも。
断定的に言わなければ気が済まないところが悪いのだが。
あやふやにできないのは、技術者の悪い癖なのだ。
やはり、関係や時機を見ながら話をするしかない。
私は、そういうスタイルなんだなぁ。。



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